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ファーストレグとセカンドレグに分ける意味を知るとサッカー観戦がよりスリリングになる

海外サッカーの試合などで時々出てくる言葉にファーストレグ・セカンドレグというものがあります。

同様に「ホームアンドアウエー」という言葉や「貴重なアウエーゴール」という表現がメディアから聞かれることもあります。

これらは試合にドラマを生むルールとなっていますので、その意味と魅力についてご説明いたします。

 

ファーストレグ・セカンドレグの意味は試合の区切り

ファーストレグとセカンドレグは日本語でわかりやすく言えば「第1戦」「第2戦」という意味です。

「レグ」は元々「区切り」という意味がありますので2試合が行われるということを表しています。

サッカーを観ていると試合が終わった後のインタビューで「まだ半分終わっただけ」と選手がコメントをするのを聞いたり、ふと観ていると最近対戦したばかりの相手とすぐに再戦していて不思議に思うこともあるのではないでしょうか。

ファーストレグ・セカンドレグはトーナメント制の大会で適用しているケースの多いルールですが、2試合を行うことで勝敗を決する形を取っています。

そのため、ファーストレグが終わっただけではまだ何も決まっていないので勝った方が気を引き締め、負けた方は逆転に向けた準備をしていくこととなるのです。

 

ファーストレグ・セカンドレグはスタンダードなルール

ファーストレグ・セカンドレグに分けることはサッカーの世界では比較的スタンダードなルールとなっています。

最も世界的に注目を集めるところではヨーロッパのチームのナンバー1を決める「UEFAチャンピオンズリーグ」の決勝トーナメントがこのファーストレグ・セカンドレグ制を取っています。

その他、ワールドカップの出場国を決める予選でも一部採用されています。

日本でもお馴染みのルールとなっており、日本のチームが出場するアジア王者を決める「アジアチャンピオンズリーグ」も同様にトーナメント戦からファーストレグ・セカンドレグ制を採用しています。

国内の大会では「ルヴァンカップ」というリーグ戦とは別の形式の大会でもファーストレグ・セカンドレグ制は行われています。

 

ファーストレグ・セカンドレグの意味は公平性を保つところにある

なぜ試合を2つに分けるかと言うと、公平性を保つというところに意味があります。

サッカー用語で度々聞かれる言葉に「ホームアンドアウエー」というものがありますが、2試合を行うことで対戦チームがそれぞれのホームスタジアムで試合を行うことができます。

ホームの試合の場合は使い慣れたスタジアムで自分たちを応援してくれるサポーターの前で試合が出来るので精神的に優位に立つことができます。

海外のサッカーですとJリーグ以上に他のチームへの対抗心が強いことが多いので、同じ国のチーム同士の対戦でもホームとアウエーでは相手サポーターからの圧力が激しくなります。

さらに、別の国のチームと対戦することになると移動の負担や場所によっては気候もまったく違うといった試合以外の部分への適応も必要になるので1試合のみ、片方のチームのスタジアムで行うのは極めて不公平です。

中立地で1試合のみという考え方もありますが、入場料等の収入を考えればファーストレグとセカンドレグの2試合を行った方が良いという見方もできます。

 

ファーストレグ・セカンドレグの試合のルール

ファーストレグとセカンドレグに分けられた試合の勝敗の決し方は、2試合の合計スコアによって決まります。

例えばAチームがファーストレグで2-0で勝利し、セカンドレグは0-1で敗れてよって1勝1敗の互角となっても2試合の合計は2-1なのでAチームの勝利ということになります。

合計スコアが同じだった場合はその後が変わってきます。

ファーストレグがAチームが1-0で勝利、セカンドレグはAチームは0-1の敗戦となって2試合ともまったく同じスコアで並んだ場合は、セカンドレグの試合がそのまま延長戦に入り、そこで決着をつけます。

合計スコアは同じものの、2試合のスコアは違っている場合は延長戦にはなりません。

合計スコアが並んだ場合のみの特別ルールでアウエーの試合で決めたゴールが2倍に扱われるアウエーゴール方式がとられることになります。

Aチームがファーストレグをホームで1-0で勝利し、アウエーのセカンドレグを1-2で敗れた場合、合計スコアは2-2となりますがAチームはアウエーで1点を取っていますのでそこが倍に扱われ3-2でAチームの勝利となるのです。

 

ファーストレグ・セカンドレグで重要な意味を持つアウエーゴール

アウエーゴールは勝敗を大きく左右するためファーストレグとセカンドレグの戦略を考える面でも重要な意味があります。

「貴重なアウエーゴール」とよく言われますが、仮にホームで行われたファーストレグで相手にアウエーゴールを与えずに勝てばセカンドレグは精神的優位に立ちやすくなります。

例を挙げるとファーストレグを1-0で勝利したとします。

その後セカンドレグで1-1で試合が進行した場合、もしもその後1-2にされたとしてもアウエーゴールがあるのでまだ勝っている状況です。

アウエーゴールを奪った瞬間に相手チームはファーストレグ以上の点差でセカンドレグを勝たなければならなくなるため、慌てて攻めることになります。

そこで隙をついて2点目のアウエーゴールを奪えば相手はさらに得点が必要になるので戦い方がリーグ戦などとはまったく違うものになります。

観ている側としても、2試合のスコアが異なるものになった時から「同点」の概念がなくなり1点で勝敗がひっくり返ることも多々あるので激しい攻防が期待できます。

ファーストレグとセカンドレグに分けることが通常の試合とは違うドラマを生んでくれるのです。

 

まとめ

ファーストレグとセカンドレグは聞き慣れない言葉ではあるでしょうが、サッカーのスリルをより増してくれる非常に面白い形式になっています。

ファーストレグの結果を受けてセカンドレグの展開を予想するなど1つの試合を長く楽しめる意味でも魅力的です。

ぜひルールを知ってその楽しさを肌で感じてください。

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