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プロ野球のスカウトが見るところ・視点を知ってプロの観戦術を学ぼう

野球シーズンが始まると、秋のドラフト会議に向けてマスコミやファンは有力選手のプロ入りを注目しながら高校野球などのアマチュア野球を観戦します。

ではプロ野球のスカウトは実際に選手をどのような視点でチェックしているのでしょうか。

プロのスカウトならではの見るところを知れば野球がより奥深く感じられます。

 

プロ野球のスカウトが見るところは天性の能力

プロ野球のスカウトがアマチュア選手を判断する時に見るところは練習では得られない天性の能力部分です。

後から練習で身に付けることができる技術よりも生まれながらに持っている才能の方がプロ野球のスカウトを惹きつけることになります。

 

投手を見る時の視点

プロ野球のスカウトが投手で見るところは球の速さはもちろんですが、それ以上に投げ方を大事にします。

肩や肘に負担のない投げ方が出来ているかどうかで長く続けられるかどうかが決まってくるからです。

腕を含めて身体をうまく使うことが出来ているかどうかは先天的なものが大きいのでプロ野球のスカウトが注目ポイントとなります。

また、マウンドでの度胸も性格によるものが大きく、堂々としている投手は評価が高くなります。

 

野手を見る時の視点

野手でプロ野球のスカウトが見るところはバッティングから守備、走塁にかけてと多くあります。

バッティングであればバットを振る速さやバッティングのタイミングの取り方、動体視力などが見られています。

走力はかなり素質によるところがありますので試合になれば打ってから1塁に到達するまでの速さをストップウォッチ片手にチェックしています。

守備は練習で改善できる項目ではありますが、打球反応の早さや地肩の強さといったところはプロ入り後のポジション選別にも関わるので厳しい視点で見られます。

 

将来性がある選手なのか

プロ野球のドラフト戦略は即戦力と将来性重視で大きく分けることができます。

チーム事情によっても割合は変わりますが、将来化けるかもしれないという期待を込めて獲得している選手は多くいます。

その点で何か特別秀でた能力がある選手は「粗削りだが磨けば」というダイヤの原石として扱われます。

 

プロ野球スカウトの視点は様々なところに向けられる

プロ野球のスカウトの視点は単純に野球が上手いかどうかだけに向けられているわけではありません。

プロ野球選手も人間ですので能力値だけで成功するかどうかを測ることはできず、様々な面で獲得する価値があるかどうかを判断します。

 

プロ野球選手に大事なスター性

プロ野球はお客さんに観てもらえて初めて成り立つ「商売」ですので人気の出るスター性は無視することができません。

大勢の観衆を魅了する力がある選手は滅多に出るものではありませんのでスカウトも球団に獲得を進言する基準になります。

大舞台の観衆の中で期待通りの力を発揮することが出来ることもスターの条件ですので甲子園のような大会での活躍はスカウトの評価を高めます。

人気のある選手であればマスコミに取り上げられてチームの価値も上がりますし、観客動員やグッズの売り上げも見込めますので言い方は悪いですが「商品価値」は求められます。

 

人間性はどうか

いくら選手として優れていても人間的に成熟出来ていない選手はプロ野球では大成しません。

アマチュア時代は才能だけで勝つことが出来てもトップだけが集まるプロ野球の世界では優れた選手などいくらでもいます。

その厳しい競争を勝ち抜くために野球に真摯に向き合い努力が出来るか、勝てない時期があっても逆境を跳ね返せるかは大事なことです。

誘惑も多い世界ですので自己管理が出来るかも重要であり、試合以外での振る舞いもスカウトは見ています。

 

本人や家族の意思

当然のことながら本人がプロに進む意思があるか否かは最重要のことです。

また、本人にはその意思があったとしても家族が反対していることもあるのでそれらの調査は欠かせません。

高校生なら進学の意思が強くプロ志望届を出さないようであれば高校3年生のタイミングでの獲得は見送るしかありません。

プロ志望届を出していても意中の球団が絞られているような選手であれば獲得交渉が難航する可能性があるので見逃せません。

 

プロ野球スカウトの日常はハードスケジュール

プロ野球のスカウトは非常に忙しい日々を過ごしており、特に大会が重なる時期は休む日もなく働くことになります。

 

担当エリアに分けて活動するのが一般的

プロ野球のスカウトは自分の担当地区を持っていて、そのエリアの選手の動向に常に目を光らせています。

有力選手であれば学校に入学した時からチェックを始めていることも珍しくなく、把握しておかなければならない選手は数え切れません。

担当エリアといってもスカウトの人数は限られているので1人で広範囲をカバーしなければならず移動だけでも恐ろしい負担となります。

 

試合は何試合でも続けて観る

プロ野球のスカウトは練習試合や公式戦は欠かさずチェックすることとなりますので1日に何試合でもチェックすることになります。

特に夏の甲子園予選などとなれば目を付けている選手の予定に合わせて各会場に足を運ぶため、チェック用のスピードガンなどの大きな荷物を持ってのハードな移動も強いられています。

 

学校とのコミュニケーションも仕事

目を付けている選手が所属している学校などへとのコミュニケーションも担当スカウトにとっては大事な仕事です。

大事な選手をチェックさせてもらうわけで、練習を見学することも多くなりますので挨拶をして義理を通すのは当然です。

ドラフト指名前の選手への接触は禁じられていますので所属先の責任者とのコミュニケーションは欠かすことができません。

 

まとめ

プロ野球のスカウトは独自の視点で選手を評価しており見るとこも私たち素人とはまた違います。

百戦錬磨のスカウトでも見誤って獲得した選手がすぐに解雇となったり獲得を見送った選手が他のチームでスターになることも珍しい話ではありません。

だからこそスカウトは難しく面白くもありますので、みなさんもスカウト目線でアマチュア野球を見てみるとより野球の楽しみが広がることでしょう。

 

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